たとえば病棟実習を学生時代に行った際、精神科の担当になったことがあればその経験談をベースにして志望動機にしてみるのもいいでしょう。その他にも、特殊な病気をいかに治療していくかに興味を持っていたので精神科で仕事をしてみたいという流れで持っていく手法もあります。このように自身の経験談とそれが精神科で働きたくなる理由にどのようにつなげられるかが重要です。
精神科の採用試験の中では、「なぜほかの診療科を差し置いて精神科に就職したいのか?」という質問はほとんどの所で行われるようです。そこでこの質問に対する答えもあらかじめ準備しておきましょう。精神科の特徴として、勤務時間も短く残業が少ない、休日もしっかりとれる点は広く知られています。仕事が楽そうだからという理由で転職しようと思っている人もいるでしょうが、そのことをそのまま伝えると面接官にマイナスの印象を持たれてしまいます。そこで仕事内容で、どのような魅力を感じたかについてをベースにして内容をまとめていきましょう。そのためには、これから面接試験を受ける病院の情報を細かくインプットしておく必要があります。少なくとも医療機関のホームページなどをチェックして、どのような運営方針なのか、精神科の看護師の研修プログラムはどのようになっているかは頭に入れておくべきです。
病院の研修制度がしっかりとしていて、精神疾患の勉強をきちんとできそうだからというのも志望理由として活用できるでしょう。面接対策をする時に転職エージェントのキャリアコンサルタントをうまく活用しましょう。人事の専門家なので、面接を受けるにあたってどのようなことに気を付けるべきか、自分のセールスポイントの中でもどこを強めにアピールすべきかなどもアドバイスしてくれます。