精神科の患者の中には、非常に精神的に不安定な状況になる人もいます。そのような中には、暴れ出す、他の患者といさかいを起こすといったようなトラブルを起こす可能性も十分にあります。そのような患者に対応する場合、どうしても緊張を強いられます。常に患者の暴力の危険にさらされる職場では決してないものの、そのようなリスクを背負って仕事をしますので、どうしてもストレスがたまりやすいです。精神病棟の担当になれば、月に何度か夜勤の担当をしないといけないかもしれません。そうなってくると、ますます精神的にも肉体的にも疲弊が進む可能性があります。このような中でも、笑顔で患者と接するだけのおおらかさも求められます。ちょっとした看護師の表情の変化にも、患者の中には敏感に反応するケースもあります。ちょっと嫌な顔をする、不機嫌そうな表情が見えると、せっかく心を開きかけていた患者がまた閉ざしてしまう事態も考えられます。ですから、おおらかで笑顔で対処できる看護師を医療機関では求めていることも忘れないようにしましょう。
それぞれの医療機関で、精神科看護師の採用基準は微妙に変わってきます。個別の医療機関の採用試験を受ける際には、転職エージェントのキャリアコンサルタントをうまく活用していきましょう。キャリアコンサルタントは採用基準の情報なども握っている可能性は高いです。面接を受けるにあたって、どのようなことに気を付けるべきかもいろいろとアドバイスしてくれます。面接対策のレクチャーをしているような所もあります。無料でサービス利用できるので、転職するときには看護師専門の転職エージェントを活用しましょう。