精神科の看護師求人事情は？
総合病院を中心として、精神科を設置している所もあります。また精神病院など、精神的な疾患を抱えている人専門に治療している医療機関もあります。このような精神科で看護活動をしていきたいと思っている看護師の方もいるでしょう。最近ではうつ病をはじめとして精神的な疾患も立派な病気の一つであると、広く世間一般でも認識されつつあります。このため、メンタルのコンディションが悪いと感じたのであれば、今までよりも気軽に精神科で診察を受けられるようになりました。このため、精神科に対する需要も高まってきています。特に2011年には東日本大震災が発生しました。この時東北地方を中心として、東日本では甚大な被害が出ました。この時の衝撃で、PTSDといわれますがフラッシュバックでその時のショックや嫌な感情がよみがえるとか、緊張した状態で日常生活を送らないといけなくなっている人もいます。またPTSDの場合今は大丈夫でも、事件から数年後や数十年後に発症するケースもあります。このような人たちのケアをするためにも、今後東北地方を中心に精神科看護師の募集が出てくる可能性も十分にあります。
看護師というと、女性の仕事というイメージを持つ人も多いはずです。しかし男性看護師の数も日本全国で増加傾向にあります。まだ全体の5％程度で、圧倒的に女性中心の職場であることには変わりありません。しかし男性看護師が求められる分野もあります。実はその中の一つに、精神科看護師があります。精神科の患者の中には、まだ症状の安定していない人もたくさんいます。薬物中毒の患者を中心として、幻覚や幻聴に見舞われてパニック状態になってしまい、暴れ出すことがあります。このような患者は、とにかく体を押さえつけて安静にさせることが第一になります。この時、女性よりも男性の方が総じて体力があるので、患者を押さえ込みやすくなります。このため、男性看護師に対するニーズはどの精神科でも高いのです。男性看護師として就職したい、転職したいと思っている人は精神科の求人をチェックしてみましょう。
精神科看護師になるためには、転職エージェントをうまく活用してみる方法があります。ナースフルのような看護師に特化した転職エージェントもいろいろと登場しています。キャリアコンサルタントが転職活動のサポートを行ってくれるので、現在仕事をしている人は業務と並行しながら転職探しも楽に行えます。
